2019年 08月 07日
ラトヴィア リーガ旧市街1 |
この道を行けば、
あの音色に、きっと会える。
波打つような美しい石畳が微笑み出したら、
ステンドグラスとパイプオルガンが待つ、リーガ大聖堂へ。
ラトヴィアの首都、リーガを取り囲んでいた名残りの堀は運河となり、
いまに残るリーガ旧市街地全体は世界遺産に。
1211年から建設を始め、18世紀の後半に現在の姿になった大聖堂。
そのため、ロマネスクからバロックまで様々な様式が混在していて魅力的。
暑い暑い日差しが降り注ぐ中庭を眺めながら、涼しい回廊をぐるりとしたら、
正午から大聖堂内に響き渡る、パイプオルガンの重厚な音色に浸って♡
三人兄弟の建築や、猫の家、リーガの守護聖人である聖ローランドの像、
創設800年を記念して、ゼロから再建された個性的な建築などを見て歩く。
彫金細工と彫刻で飾られた、月、日、時間、月齢、を刻む大時計の
言い伝えに驚かされたり、自由記念碑に込められた思いに触れた後は。
薬剤師のアブラハムクンツェが、24種の薬草を長い時間漬け込み、
1752年にブラックバルサムを完成させた地下室へ。絡繰仕掛けの扉から。
1Fのソファー席ではキャンドルを灯してくれ、チョコレートケーキ(超美味)と
ブラックバルサム入りのチェリーチョコで、雰囲気たっぷりのティータイムを。
お子ちゃまなわたしは、一粒のショコラでクラクラ~。
薄黄色に可憐に咲くリンデンの木の下、運河を眺めながら公園でお昼寝。
ラトヴィアでは、リンデン(=菩提樹、お釈迦様のとは違う品種)の木は女性、
柏の木は男性の守り神。日本でも端午の節句は柏餅でお祝いですね。
林檎の木は老若男女、親をなくした全ての人の守り神で、切ってはならないそう。
花壇のお花は、ラトヴィアの国旗の色のようで、
白とダークレッドのニュアンスカラーが、とてもシック。
by espritesprit
| 2019-08-07 07:57
| 異国への旅