エスプリの彩り＊

真の望み

静寂の中で

空っぽになる。

本当に必要なものと、善かれなもの。

その違いを自分自身に問いかけると、

「手放す」という意味が真に理解できる。

心の声は力強く、未来に向けて励もうとしている。
茅の輪をくぐり邪気を祓い、陰陽のバランスを整えたら、与えられている才を、開花へと繋げよう。

ハートの音色

自分が感じるトキメク思い。

内面を照らし出す勇気は

きっとビジュアルに現れる。

その感覚を認め肯定する

その感覚に自信を持つ

内側に潜む自分自身を見つけて

もっと知りたい、仲良くなりたいと思ったら

周りの何よりも、その存在を好きになり、慈しもう。

もう後回しにしないで、今すぐ心の中で

「ごめんね」って、撫でてあげよう。

そこには

長い時間を辛抱強く諦めずに待っていてくれた

真の美しい自分が、微笑んでいるから。

「ありがとう」って伝え、抱きしめあえる

至福の輝きは、綺麗な音色を奏で慰めてくれた。

清明

待ちに待った春が芽吹き、動き出す。

若草のハコベが生き生きと育ち

菜の花に舞う蝶々さんも復活祭をお祝い。

天の愛に包まれて心も身体も魂も、陽だまりを感じながら。

自然界で目を覚ました

豊かな色彩から、元気をいただく。

一期一会のお菓子にも春爛漫の命が宿る、尊い喜びと共に。

夏越しの大祓え

いつしか心が澄んでゆく。

氏神様がお待ちの神社にて厄を祓い清める、夏越しの大祓えへ。





湧き水を頂戴し、奉納菓子の仕込みに使用。
透明な琥珀糖は宇宙で光る星々のように耀きを放ち。




聖なる水色は心に落ち着きをもたらしてくれる。





時間をかけて、満遍なく乾燥させる過程に真実は潜んでいる。




表面が硬く、シャリシャリになったら袋詰め。

境内の生き生きとした楓が日陰を作ってくれる優しさに包まれて。




「祓いたまえ、清めたまえ、守りたまえ、さきわえたまえ」と唱えながら、茅の輪を8の字にくぐると森羅万象に宿る神々もまた、笑顔で応えてくれたよう。

陸奥国一之宮鹽竈神社

海風を感じここで、何度もご縁を結ぶ。

五月晴れの空の下、ゆかりのある地へと赴きまごころを伝え再び力を賜る。






この日はいつもより少し早起きをしてお弁当作り。






干し椎茸の甘辛煮を混ぜた雑穀米のいなり寿司。






二百二段の石段を上ると目にも鮮やかな青葉と、なで牛が出迎えてくれた。





今回も連れ立ってお呼び頂けたことに感謝し手作りの奉納菓子を携え神域へ。
左宮には、タケミカヅチの神右宮には、フツヌシの神別宮には、この地に残り塩作りを教えた、シホツチノオヂの神






立派な御神木杉との熱き再会に親しみ深く、安堵の表情で駆け寄る喜び。






お隣の志波彦神社では、準備されていた茅の輪をくぐり日々知らず知らずに溜まっていた穢れをお祓い。





若葉が鮮やかな塩竈桜の木の下でオダマキソウを眺めながら、神様との直会を。
庭で収穫したレタスとパセリと木の芽がメイン。






食後のコーヒータイム。カモミールクッキーも美味しく出来た。






神域は特別な氣が流れ本当に落ち着く、魂の居場所。






七曲坂を下り、金花水にご挨拶し御釜神社へ。
酒蔵にて地場産の美味しい藻塩を求め、黄色いドアがひときわ印象的な可愛いジェラート屋さんの藻塩ミルクとメロンのダブルを分け合い舌鼓。